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もうちょっと

パンダのイメージスケッチがようやく後半にかかろうとしている。朝、ラモナとの電話での打ち合わせ。彼女には3才半の男の子、ミロ君がいるのだけれど、ミロ君はとても私のパンダの絵を気に入ってくれたそう。私には子供がいないので、見せてどう思うかを聞くような事は出来ない。なので子供が気に入ってくれたと聞くととても嬉しい。

子供のための絵本を描いているけれど、以前、友人の絵本作家のステファンがどこかの雑誌で言っていた言葉がすごく印象的だった。「子供のために絵本描いてるイラストレーターなんていないよ。みんな、子供だった時の自分のために描いてるんだ」。
絵を描いている時は、どれだけ自分が喜びを感じるイメージに近付けるか、テキストをよりよく表現できるか、ひとりよがりになっていないか、簡単にいうとこうゆう事しか頭にない。こうしたら子供が喜ぶだろうとか、そうゆう事は全然考えていない。子供は小さな宇宙人。何を面白がって、何に喜ぶかなんて、全くの未知数なのだから、そんな事を考えても仕方ないと思っている。いえば自分勝手に描いているのだけれど、それが子供に受け入れられた時、よし!これからも絵本を描いていけるかもしれない、とちょっと勇気がでる。
by colargol | 2006-05-29 05:16 | 絵本のお仕事