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プンムの健康診断

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夏に突入して、この頃毛抜けがものすごいプンムくん。
ちょっと背中をなでるだけでも毛が「もさあ〜〜〜」とひとかたまり。
私、動物アレルギー性鼻炎なのでブラッシングをまめにして対策しております。

こないだ、プンムを近所の獣医さんに連れていきました。
特に何か具合が悪いという訳でもないけど、お歳だし
(16歳。人間でいうと80歳くらい?)健康診断のつもりで。
籠に入れられながらの移動中も大人しくしているプンム。
この分なら検診も大丈夫だろうと思った、、、、

のは甘かった。
採血のために獣医さん、アシスタントさんにテーブルの上で
ごろんと横にされたとたんに豹変!。
牙をむき出し、コブラのように鳴いて怒る、怒る。
獣医さんも咬まれないように必死に抑さえこみ、旦那も加わって大人3人で
プンムを押さえつけて採血もなんとか成功。フ〜。
(獣医さんはこんなに抵抗する猫は初めてだ、とおっしゃってました、汗。)
なんかプンム可哀想だったけど、仕方ないね。よく頑張ってくれました!。
お会計では、あらかじめ聞いていた見積額の7千円をゆうに超えて、
薬代も入れて全部で2万円。。。。!。保険効かないものね。
しっかし、私の医者代より高いよ。。。トホホ。

検査の結果では、内臓が歳でやはり弱っているらしいので、
毎晩寝る前に液体のお薬を注射器みたいなのでプンムの口にぴゅっと注ぎ、
粉薬をご飯に混ぜてあげてます。
これで少しでも健康で長生きしてくれたらいいなあ。

ネコの話で思い出しましたが、前にふとあるイヌ・ネコの保健所のサイトに辿り着き、
記事を読んで涙が出てしまいました。ドリームボックス、といわれる部屋のなかで
ガスで死に追いやられるという事を知っている方が多いと思いますが、
ドリームなんて優しい夢のような言葉とはほど遠く、保健所で処分されるイヌ・ネコは
二酸化炭素での窒息死、つまり恐怖とパニックの中、苦しみ抜いて死んでいくのです。
決して安楽死ではないのです!。
亡骸はそのまま機械的に焼却炉に落とされ焼却されるのですが、運悪く二酸化炭素で
力つきなかったイヌ・ネコは命がまだあるまま焼かれることになるのだ、と。


こんなむごい事ってあるでしょうか。


さらにショックを受けた1枚の写真があります。
ドリームボックスに入れられる直前の、ネコたちが網のネットに1匹1匹入れられ、小さなダンボール箱にすし詰め状態に入れられている写真。写真に添えられた、「ネコたちにも自分の死が分かっているのか、鳴くものは1匹もいない」という文章。ネコたちはカメラ目線で、そのあきらめたような空しい眼差し。心にグサッと突き刺さって、また涙が止まらなくなってしまいました。
保健所で1日850匹、約100秒に1匹のイヌやネコが殺されているのだと。


こんな事があっていいのでしょうか。


保健所のサイトでは、ひとりでも多くの方が、保健所でイヌ・ネコがどのように処分されているのかを知り、命の大切さを分かって欲しいために、あえてこのような酷な写真を掲載することにしました、とありました。現実を詳しく知りとても辛い思いになりましたが、自分は一度家族になった動物をどんな理由があろうとも絶対無責任に捨てたりはしない!という思いでいっぱいになりました。
ドイツにはアニマルシェルターが存在し、保健所は「ゼロ」なんだそうです。
地球生物会議ALIVE
つい最近まで「犬を飼うこと」というドラマがありましたよね。
人間と同じで病気もするしお金もかかるし、飼うのは色々大変なこともあるけれど、人間の気持ちに寄り添う本当に素晴らしい家族になりえる存在だと思っています。決して飽きたから、仕方がないから、といってぬいぐるみのように捨てられるものではありませんよね。心があるなら。
飼う前から本当にこの先10年、15年、そのこの命ある限り面倒を見る自覚と責任があるかどうかを考えること、去勢/避妊手術、やむを得なく飼えなくなる場合は里親探しをすること。それから、ペットショップでのイヌ・ネコ売買の廃止もありだと思っています。
1匹でも多くの、死に直面しているイヌ・ネコが救われて欲しいです。
by colargol | 2011-07-10 07:30 | フランス生活