Le mouchoir a chagrin(悲しみのハンカチ)
2007年 10月 10日「ブラボーchiaki!。とても美しい本ね。」と、一緒にお仕事をした編集のセゴレーヌさんともうひとりソフィーさんがメッセージを書いて下さっていて、これを読んでまた木に登っちゃいました。
シリーズ絵本の43番目として出た、割と小さめサイズの絵本。製作する前からミキちゃんとパンダの絵本のスタイルで、という要望を受けていたので、色数少なく黒が強調されたものになっています。
日本だと、黒という色は重くて暗いというか、子供ものなんかには敬遠される色だと聞いたことがあるのだけど、ヨーロッパでは割と普通に受け入れられているように思います。エッツの「もりのなか」とか、グレゴリーの「ふしあわせなこども」なんて、モノクロだからこそ逆に強烈な印象を受けたり、イマジネーションをかき乱されたり。黒って有効に使われると、とても強いものを醸し出しますね〜。
始まるこの最初の見開きページが気に入ってます。大好きなネコちゃんが雲のようにふわりと消えてしまって、、、ううっ、しょっぱなからもの悲しいです〜。
また後々ホームページのほうで他のページのイラストもご紹介しますね。
● Le mouchoir a chagrin(悲しみのハンカチ)
Editions Nathan刊行
文:Anne-Sophie de Monsabert/絵:Chiaki MIYAMOTO
3〜6才対象
5,95ユーロ
by colargol
| 2007-10-10 22:54
| 絵本のお仕事