人気ブログランキング | 話題のタグを見る

海辺の街、Sete(セート)

海辺の街、Sete(セート)_b0107891_145172.jpg
南仏地中海沿岸の街、Sete(セート)に行って来ました。
駅のホームを降りるとふんわりと磯の香りが漂ってきて、海はすぐそこに。
まだ日本にいた時に何か旅行関係の雑誌で紹介されていたのを覚えていて、
何故かずっと気になっていた街でした。

ホテルに荷物を置いて早速、街の中心へ。
マルセイユに次ぐ大きな港には船がたくさん停まっていて、海辺の街らしい雰囲気たっぷりだけど、どこにでもあるような並列した観光客向けのおみやげ屋さんや遊覧船への呼び込み、、、私が想像していたよりも観光地していてちょっとガッカリ。
でも、ブティックが沢山並ぶ通りに大きな室内市場ホールを見つけて、そこで地元の人たちの活気に触れたり、新鮮な海鮮物なんかを見て回っているとウキウキしてきました。
海辺の街、Sete(セート)_b0107891_1455859.jpg


お昼過ぎごろからお天気が崩れてきて、しかも朝出発が早かったので眠気に襲われ、、、雨もパラパラ降って来たのでホテルに戻って一眠り。今日は泳げないな〜思ったけれど、Seteのおてんと様は私達に微笑んでくれました〜夕方からまさかの快晴★。
寝たので頭もスッキリ、よっしゃ!と近くのLazaret(ラザレ)ビーチへ。
います、います、泳いでいる人達〜。
エメラルド色の海、そして海の向こうは北アフリカ。
水着に着替えていたけれど、ヒューヒュー吹く風の中、海水もひんやり冷たくて。。。おじけづいて貝殻集めに予定を変更〜、笑。
海辺の街、Sete(セート)_b0107891_1474648.jpg

海辺の街、Sete(セート)_b0107891_2154791.jpg


夕方再び街に戻って、私達がした事というと。。。古本好きの私とボリス、というとやはり古本屋さん探し。地元の人に教えてもらったこじんまりした古本屋さんは、暗くて狭くて本があちこちに散乱と積まれているようなところで、観覧するのが大変だったけど、お店の主のムッシューが陽気な人で、日本から来た事を知ると、「おお〜、はるばる日本の人が僕のお店に来てくれたなんてええ〜〜〜」とちょっと嬉しそうに興奮してました、笑。ここで、ジョエルジョリベのイラストお料理本と70年代のロマンシモンの動物絵本をお持ち帰り。ロマンシモンの動物絵本はBiscotteに出しますネ〜。

夜は定番だけど、やっぱりムール貝!。
観光局から、料金なんかが記載されたレストランリストをもらっていたけれど、そんなものを見ても訳が分からず。。。目と勘を頼って、雰囲気が良くて人が入っている港近くのレストランを選びました。ムール貝のメニューには大概つけ合わせでポテトフライがついているようです。
大きな黒いお鍋に(側面にles moulesと書かれているのが可愛かったナ〜♥)山盛りの蒸しムール貝。ポテトと一緒で9.90ユーロ。ニンニクと白ワインで蒸されたムール貝は味付けがしっかりしていて、それだけでは濃〜〜〜い。。。なのでポテトと交互に食べてちょうど良かったです。
あまりの量の多さに食べ切れずちょっと未練が残りましたが、お腹も心も大満足〜♪。
海辺の街、Sete(セート)_b0107891_1481733.jpg


2日目は市内からバスに乗って山頂のモン・サンクレールへ。
Seteの町並みはおろか、360度のパノラマ風景に感動。。。
マリア像が海と街を優しく見守るように立っていました。
登りはずっと坂道なので、バスにして良かったと思ったけれど、帰りは脇から出ている階段道を徒歩で降りて大正解。静かで、地元の人の生活が垣間見れる普段の景色に遭遇できました。↓こんなワンちゃんとも、フフ(^^)。
海辺の街、Sete(セート)_b0107891_2123398.jpg

海辺の街、Sete(セート)_b0107891_148492.jpg


Seteとお別れする夕方、ホテルを出た後、駅に向かうバス停を探したのだけど場所が分からなくなってしまい。。。大きな重いリュックを背負ったままモタモタしていると、道路にいた車のお兄さんとお姉さんが「乗りなよ!」と呼んでくれて、彼等が向かう方向とは逆方向だったのに、駅まで私達3人を送ってくれました。地元の人の親切に最後に触れられてとってもジ〜ン。。。

リヨンからセートまでは片道2時間ちょっと。
朝早く出れば日帰りも不可能ではないんですよね。
今回はハイシーズンで人も多くざわざわしていたけれど、シーズンじゃない時にまた訪れて、この街の普段の息使いをもっと知ってみたいなあ、そんな事を思いました。
by colargol | 2007-08-11 02:20 | フランス生活