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Fete du livre a St-Etienne

Fete du livre a St-Etienne_b0107891_2252390.jpgリヨンから電車に揺られて45分ほどの所にある町、St-Etienneのブックサロンに21、22日の週末、参加してきました〜★。初めて行く町、まず駅に到着するとイベント会社の若い女性スタッフさんの案内で、スイスのジュネーブからやって来た絵本作家のイレーヌ(Irene Schoch)と合流してタクシーに乗りまっすぐ会場へ。
もっと静かで小さな町かと想像していたのが、町中にはトラム(路上電車)が走りお店も連なって、ブックサロンの開催もあってか町は賑やか。
←町中にドーンと立てられたブックサロンの広告塔。1年に1度のイベントです。このブックサロンにフランス全土から何百人もの小説家、作家、イラストレーター、漫画家がサイン会に集まります。からっと晴れたお天気、気持ちいい〜。

Fete du livre a St-Etienne_b0107891_22231370.jpg←朝から音楽隊の方たちの陽気な演奏。踊り出すお客さんもいたりして。演奏されている方たちもすごく楽しそうで、こうゆうのがあるとすごく雰囲気が盛り上がりますね。









Fete du livre a St-Etienne_b0107891_22214238.jpg←ブックサロンは分野ごとに別れていて、私とイレーヌは児童文学、絵本のブースへ移動。少し歩いていくと、そこは大きな教会の目の前でした。真っ白なテントがあちこちに。近くにはメリーゴーランドがありました。









Fete du livre a St-Etienne_b0107891_2282597.jpg←児童文学、絵本のブース内。作家、イラストレーター、書店のスタッフ、お客さんで、そんなに大きくはない会場内はすでに人、人、人でいっぱい!。のんびり色鉛筆でも削ろうかな、なんて思っていたのが、案内された席にはすでに購入頂いてサイン待ちの絵本が積み重ねられていて、ひょえ〜〜〜〜急がなきゃーっ!!。焦りながら早速サインをはじめました。。。
私が絵を描いているのをじっと興味深そうに見つめる子、絵本を手渡すとニッコリ嬉しそうに笑う子、目の前で一生懸命字を探すように声を出して絵本を読みはじめる子、自分のノートを差し出してここに絵をかいて欲しいとやってくる子、ほんとにみんなガラス玉をはめ込んだみたいに綺麗な目をしていて可愛い〜♥。
私の絵本を小脇にかかえて帰っていく子供たちを見ると、何だか自分が満たされる感じがして、ほんとにこの仕事が出来てよかったなーと何だか感無量。。。一緒の親御さんからも画法のことを聞かれたり、絵本の感想を頂けたり、、逆に私がお礼を言いたいくらいで。日本人の方にも購入して頂いてとてもハッピーな気持ちになりました。

Fete du livre a St-Etienne_b0107891_228555.jpg←私のサインテーブルの上。パンダの絵本を購入頂いた方にはおりがみをちょこっと貼って。
相棒のパンダくんもずっと一緒でした、ふふふ(^^)。

お昼ごろになって少し人が減ってきた頃に、席を外してイレーヌと会場近くのレストラン行くと、そこに絵本作家のリオネル(Lionel Le Neouanic)が1人でいるのを見かけたので声をかけて3人でお食事。リオネルは人気絵本作家さんで、彼がブックサロンに出席するとそこにはサインを求めるお客さんの行列ができるほど。このブックサロンでも例外ではありませんでした。彼とは何度かブックサロンで見かけて私もサインをお願いした事があるのだけれど(私の本棚には何冊か彼の絵本が。とっても可愛くて今でもお気に入りです。)面むかってちゃんとお話するのは初めてで、すごい人を前にして最初ちょっと緊張したのだれど、とても気さくで感じのいい方ですぐにリラックスできました。(後で、私のミキちゃんの絵本がすごくいいと言って購入して下さいました。。。嬉しい〜^^)

初日は夜の7時まで、翌日は朝から帰りの電車にのる直前の夕方16時までサイン会、観光に出かける時間なんて、、、、ありませんでした〜〜〜〜〜っ、涙。でも、日曜日会場の前で古本屋さんがいくつか露店を出していて、お昼の時間にちょっと覗いてみると、あった、あった、掘り出しものが!!。ロシアの画家、Elisabeth Ivanovskyの1937年のクマの絵本と、Petit Tomという60年代の、写真とイラストがうまく融合されたとてもかわいい男の子の絵本を発見。このPetit Tom、以前古本屋さんで見かけてとても惹かれたものの、お値段が高くてあきらめた事のあるものだったんです。で、偶然このEt-Etienneでまた遭遇して、お手ごろ価格でゲットする事ができました。やったあ♥。思わぬ宝物に出会いました。ずっと求めていると、どこかでバッタリ会うものなのかもしれませんね。
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Fete du livre a St-Etienne_b0107891_22134683.jpg←会場の近くにあった装飾的な建物、レイモン・ペイネの「恋人たち」のイラストによく出てくる建物にそっくりで思わずパチリ。この中で恋人たちがバイオリンを弾いたり愛を語り合ったりするんですねえ〜。ロマンチック〜。


2日間のサイン会で肩の筋肉がパンパンに張って(筆圧強いんです、私。。)サロンパスを持ってこなかったことに後悔しましたが、テーブルに始め山のように積まれていた「Le petit monde de MIKI(ミキちゃんの世界)」は日曜日のお昼にはすべて完売、「Le +bo」もすべて子供たちの手に渡り、新刊のパンダもいい手ごたえで売れて、ブースの中でずっと動いていらっしゃった書店のスタッフさん達のテキパキとしたお客さんへの機敏で親切な対応や、イラストレーター、著者への気配りも拍手したいくらい完璧で、嬉しい偶然の「人」との出会いもあり、とてもいい雰囲気のなかで楽しい2日を過ごす事が出来ました。正直疲れましたが、それもいい疲れ。また来年、ここに戻ってこられたらいいなあ。。。
素敵な思い出をありがとう、St-Etienne!

*Irene Schochの紹介ページ↓
http://chiakimoon.hp.infoseek.co.jp/artistes/irene%20schoch.html

*Lionel Le Neouanicの紹介ページ↓
http://chiakimoon.hp.infoseek.co.jp/artistes/lionel.html
by colargol | 2006-10-23 22:43 | ブックサロン(サイン会)