Valence(バロンス)でのワークショップ
2010年 06月 28日ValenceはTGVの新幹線で30分ほどリヨンから南下したDrome地方の町。
戦争の経緯で、アルジェリアの方達がたくさん住んでいる町です。
当日、SNCF鉄道のストライキで予約していたTGVがキャンセルされるなどのハプニングがあったものの、他の電車にギリギリに乗り換えて何とか大幅な遅れもなく現地に到着。
駅に着いたら、図書館員のローランさんが迎えにきてくれてました。
それまで電話やメールでのやり取りで当日が初対面でしたが、気さくなお兄さん的な感じの方でちょっとホッ。ローランさんの車に乗り込み、Fontbarette図書館へ移動。
そんなに大きくはないけれど、子供とのアニメーション用の小部屋もある感じのいい図書館。受付されているのは、同じく図書館員のモハメッドさんとアリーヌさん。
「君の絵本は探してもないよ。みんな貸し出し中だからね。」とローランさん。
早速、近くの幼稚園に移動してワークショップ開始。
最初のクラスは4才くらいの小さな子供たち15人くらいのクラス。
クラスの先生が、前もって私の事を紹介してくれていたみたいで、私の写真付き紹介文が壁に貼ってあったり、絵本もずらりと揃っていました。
こうしてきちんと準備されていると、子供達も私の事をだいたい分かってくれているので、ワークショップも始めやすいです。
4才くらいの小さな子供だと、出来る事が時間的にも限られてくるのだけど、図書館員さんのモハメッドさんやローランさんも同席してお手伝いして下さり、クラスの先生があらかじめ紙を切ったりと前準備して下さっていたので、特に時間に焦る事もなくスムーズに運びました。
クラスの先生は、あと1カ月もすれば定年退職を迎えられる校長先生でした。
レストランでお昼をご一緒しました。
翌日の地方新聞に、この日のワークショップの事が掲載されました。
アルメニア料理なんて初めてで興味津々。
中東料理のイメージで、辛いのかなと思ったのだけど特にそうでもなく、すんなり食べられました。これは中にもち米みたいなものが入ってました。
背景に悠々と連なるお山も綺麗でした。
よくよく見ると、ペイネの絵が彫られています。
ローランさんが、「食べてみて」て言ってひとつ買ってくださいました。
オレンジの香りがするほんのり甘いビスケットみたいでおいしかったです。
あらかじめ子供達が色々質問事項を用意していて、色んな事を聞かれました。
「なんでフランスに来たの?。どこから来たの?」
「どうして絵本を描いてるの?。」
「どうやったら上手く描けるの?」
などなど。なかなか一言で答えるのは難しい時もあったタジタジ。。。
Valenceでのワークショップは初めてでしたが、現地の子供達は人なつこくて
元気いっぱいで、私もまた彼らに元気をもらってリヨンに戻ってきました。
by colargol
| 2010-06-28 06:19
| ワークショップ