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マルセイユ*Part.2* 石鹸工房Licorne

マルセイユにいけば決して行くのを忘れない、マルセイユ石鹸工房Licorne
Licorneとは”ユニコーン”という意味で、お店のロゴマークになっています。
ここの石鹸がなぜ好きかというと、まず天然オイルを使用した石鹸で敏感肌にも良い事、香りの種類も多くてそれぞれに効用があること、香りがとても良くて泡立ちが良いこと、質が良くて良心的なお値段だから。お店の手前がブティックで、奥が工房。
1日目、早速向かいました。
お店に入ると、他の観光客らしき人達もたくさん。
そんな中、嬉々と石鹸を選んでいると、
”今から工房見学始めます~。20分くらいで無料なのでぜひどうぞ~”
とのお店の声が。Licorne、初めての工房見学です!。
石鹸の良い香りを想像しながら読んでみてください♩。


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職人さんが働いているアトリエって、なんでこうワクワクするんでしょうね~。
色んな機械や液剤にも興味津々。
石鹸が付着してつるつる滑りそうな床に注意しながら、工房の職員さんの説明に耳を傾けました。。。(というか、写真撮る事に夢中になってました、笑。)
左のお兄さんが工房の方。
この工房では研修生を含め、現在7人の方がお仕事されています。


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これが最初のマルセイユ石鹸。まさに大きなチーズの固まりみたい。


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これを大きなローラーの機械にかけて紙状にします。
見た感じは和紙、あるいはゲゲゲの鬼太郎の一反もめんですね。


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これを別の機械で細かくして。。。。
触ったりしてもオーケーです。


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さらに香料を加えて、小さめのローラーの機械にかけて麺状にします。
これはラベンダーの香りですね。


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タネができたら、今度は成形。
ウニウニ~っと出て来る石鹸を決まった分量に切り分けていきます。
この時の石鹸はほんのり温か。


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石鹸が暖かいうちにスタンプのようなものでレリーフを彫ったり(例えば香りの名前)モールドで形作ったりします。モールドは、プロバンスらしいセミや、エンジェル、お魚などがありました。


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モールドをはめ込む成形用の機械。一回ガシャンと押されるとあっという間に綺麗な形に出来上がり~。こうゆうマニュアル機械は、マルセイユ石鹸の作り方と同様、100年以上変わっていないらしいです。伝統ですね。


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マルセイユ石鹸といえば思い浮かぶ、四角いキューブ形の石鹸。
その石鹸に押すためのレリーフ判。


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地下にも工房があって(ここの見学はなし)、その床にちらりと垣間見えたキューブ石鹸。写真では大きさが分かりにくいですが、両手で抱えるくらいのデカ石鹸でした。これ1個で3年分くらいいけそうですね。


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完成したラベンダー石鹸。
最後に見学者さんたちからお兄さんに色々質問がとびました。
私は、”石鹸ってどれくらい保存できるものなのですか?”と聞いたら、
”時が経つと香りは落ちて色も黒っぽくなるけど、100年は使えるよ。”との答え。
黒っぽくなったらそこを削ればいいんだそうです。


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ブティックに並んだ形、香り、色様々な石鹸。
香りは例えば、
ーブドウの種
(古い角質を落とすのに良し)
ープロポリ
(ハチミツ成分。虫さされなどの外からの刺激に対して良し。若い人のアトピー肌にも効果あり。)
ーオリーブ/ラベンダー/ハチミツ
(オリーブオイルが乾燥肌を守るとても優しい石鹸。)
ーラベンダー/ラバンダン
(プロバンス地方のシンボル的な植物を使用。古い角質を落とすのに良し)
ーハチミツ
(滑らかで肌を柔らかくする効果あり)
ースズラン
(幸運を呼ぶ)
ーミモザ
(1日の始まりを告げる魅力的な香り)

などなど。この他にも、バラ、ローズマリン、緑茶、ヴィオレット、パスティスなんかも。私のお気に入りは、爽やかな香りのスズランのホワイト石鹸♥。いつも買って帰るものです。
お値段はちなみに、一番下段の普通サイズで1個 1,50ユーロ(200円ほど)、段の丸いもう少し大きなもので2,30ユーロ(300円ちょっと)。モールド成形されたものはやや高くなります。
このお店はアメリカとイギリスに輸出していて、そちらでは綺麗に包装されて”フランスのマユセイユ石鹸”というブランドが付加して5倍のお値段で売られているのだとか。このお店で安く買えるのは工房直販売だから。


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たくさん石鹸買ってきました~。アンティークっぽいデザインのLicorneのオリジナルポストカード、スズラン、レモン、お魚のラベンダー石鹸の他にも、私が日々ボディソープとして愛用しているキューブ型のAlep(アレップ)石鹸も。
Alep石鹸はシリアのほうで作られている天然のオリーブ石鹸で、敏感肌にいいんです。リヨンのお店では1個500円らいするのですが、ここでは3割ほど安かったです。


と、こんな感じの楽しい工房見学でした。
ガイドブックには観光客向け?の他の石鹸屋さんが紹介されていますが、私は地元の人達も通うここLicorneがオススメです。
工房見学の時間は11h、15h、16hの1日3回。
たぶんシーズン中の時刻表だと思うので、そうでない時は前もって確認してくださいね。

次回は、カランクの"Simouruの浜辺"ダイアリーです。


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by colargol | 2009-07-27 01:56 | フランス生活